気持ち悪さと自殺の話

 

喉の奥に気持ち悪さが張り付いている。

 

そうとしか形容できない感覚に、ここ1年程悩まされている。この気持ち悪さの原因を探ろうとして意識を集中すると、吐き気がこみ上げてくるのだから困りものである。

 

主治医に相談しても明瞭な回答は得られず(単に気持ち悪いだけで毎食後吐くわけでもないのだから、そこまで重大なことではないと言われたら反論できない)、毎日なんとなく気持ち悪いなあ、と思いながらやり過ごして生きている。

 

何もかも投げ捨てて楽になりたい。はやく死んでしまいたい。この苦しさから解放してほしい。そう思う自分は弱いのだろうか。弱くていい。苦しみながらあと数十年も生きられる気がしない。

 

自殺を止めた人がニュースで取り上げられていることがある。あれを見るたびに、そんなことより自殺をしようとした人のことを気にかけてほしいと思う。自殺を止めることより、自殺という手段を選ぶまで追い込まれた人間を回復させるほうがよっぽど大変だろう。

 

もし目の前で自殺しようとしている人がいたとして、止められるだろうか。自分は止められないと思う。生まれてくることを選べないのだから、死は自分で選ばせてほしいと思う。